Daily Archives: May 12, 2013

犯罪歴とVisaとの関係

全ての犯罪がVisaに影響するわけではありませんが、場合によっては強制送還や入国拒否の対象になる事があるので、何かしらの刑事事件に巻き込まれた場合には、必ず移民と刑事両方の経験がある弁護士に問い合わせることをお勧めします。

重罪(Aggrevated Felony)の場合、殺人、レイプ、幼児性敵虐待罪などに関して有罪判決を受けた方は、完全に強制送還か入国拒否となります。

判断が難しいのがモラル犯罪(Moral Turpitude)です。必ずしも刑罰の軽重に比例しないため、通常懲役刑などあり得ない様な軽い犯罪でも、移民法上では悪意犯罪に該当する場合があります。

軽犯罪の分類に入る買春や窃盗がその例の一つです。
刑事法では有罪判決が出て初めて”有罪”となるのに対して、移民法では刑事事件で裁判沙汰になったとか、警察のレポートがあったとかいうだけでも、”有罪”とみなされる事があるので、注意して手続きを進めましょう。