4月17日金曜日に連邦上訴裁判所はバラク・オバマ大統領の新しい移民政策、即ち不法滞在の移民たちに労働許可を与える政策に関して、特別公聴会を開催しました。
前回の記事で紹介したように、オバマ大統領の新移民政策は、現在、テキサスの連邦裁判官の命令によって停止されている状態です。その停止命令を取り下げ、新しい移民政策を速やかに施行することを上訴したためです。
その公聴会で司法省(オバマ側)は、テキサス州は司法権を持っていないと主張しました。アメリカ憲法上で移民に関する決定権は連邦政府に与えられた権利であって、州にはそれがなく、停止命令を出すこと自体が間違いであると議論しています。
それに対してテキサス州は、今回の移民政策を施行すれば、連邦だけで解決するものではなく、州にとっても財政的な負担が生じる事から、州の言い分も聞き入れられるべきということで反論しました。
出席していた3名の裁判官たちは、判決を出すには少し時間が必要であると判断し、今回の上訴の結果は後日発表されることとなりました。
前回の記事はこちら
オバマ新移民政策 ーアップデート情報