テキサス州の連邦判事より、26州からの反対を集めているバラク•オバマ大統領の移民上の執行行動をブロックする命令が、2015年の2月に出されました。
米国地方裁判所判事アンドリューは、オバマの行政命令の施行を遅らせる理由として、大統領がアクションをとる前に、より早い通知と長いコメント期間を世間に与えなければならないという行政手続法に違反したとを判決し、オバマ大統領の移民政策の行動は一時的に停止させられました。
一旦出してしまうと、「ジニーを瓶に戻すことは不可能だろう」と裁判官は自分の判決文にそう書いています。もし何百万人もの不法滞在者をが合法化にすれば、事実上不可逆的な結果になると、裁判官は判断しました。それゆえに一時的に停止命令を出されたということです。
オバマ政権は、その判決に対して上訴をしました。
上訴裁判所(Court of Appeal)は、バラク•オバマ大統領の移民執行アクションの一時保留が解除されるべきであるかどうかの裁判日は、4月17日に設定されていると発表しています。
それと同時に、他の州でも法的な手続きで何とかオバマの移民改正を阻止できないかどうかを検討しています。
任期がもう2年しか残ってないオバマにとっては、彼の任期内でこの政策を合法にしなければ、次期大統領にすべて破棄されてしまう可能性が高いということから、これからも積極的に行動をとっていくと予想されています。
なお、保守派にとっても、時間を稼げば、結果的に勝ちになる可能性が高いと認識しているので、アメリカの最高裁まで上訴すると見られています。
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オバマ新移民政策